大人の童話館

自作の創作童話やエッセイなどを投稿していきます。

2、愛犬ポポの物語 - 犬のしつけ

犬のしつけ

 

困ったことは、ポポの噛み癖でした。と、ともに、そんな犬のしつけをまったく気にもしていなかったボクたちも、やっぱり困ったものなのでした。

 

もちろん、貰ってきた当初は、ポポもまだ子ども。噛まれたって痛くありません。それでも遊びなどに夢中になって興奮状態になれば、けっこう痛い時もあります。この時期に、犬のしつけとして、噛み癖などをキチンと辞めさせておくべきなのでした。

 

「ポポ、痛いよ!」

と言うと、いったん嚙むのをやめてくれるのですが、またすぐに遊びモードに戻ってしまって、また噛み始めるポポ。

そんなある時、ぼくはポポの頭を、ピシャリと平手で叩いてしまいました。ビックリしたポポは、慌ててぼくから離れて行きました。

 

“犬を叩いてはいけない”。そんなことはぼくだって知っています。でも、こちらも生身の身体。犬は遊びのつもりでも、それが本気でやってはいないと分かっていても、やっぱり噛まれれば痛い時もあります。

 

犬は飼いましたが、犬のしつけまでは気が回らなかった姉とボク。というか、そもそも犬を飼うということについての知識がまったくなかったのです。

 ただゴハンをやって、散歩に連れて行って、後は遊んでやればそれでいいぐらいの認識しかなかったように思います。

 

でも、犬を飼うということは、犬を可愛がるということは、キチンとした“犬のしつけ”がそこに収まっていることが絶対の条件だったのです。もうずっと後になって、ようやく犬のしつけ、噛み癖などのしつけの大切さに気づいたぼくたちなのでした。

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