大人の童話館

自作の創作童話やエッセイなどを投稿していきます。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

3、愛犬ポポの物語 - 昔の犬の散歩は

ぼくの住んでいる某市のはずれは、その昔は鬱そうたる山の中でした。下れば田んぼ、上がれば畑、斜面はほとんど雑木林、それらに囲まれて、わずかにある民家は陸の孤島といった感じでした。

2、愛犬ポポの物語 - 犬のしつけ

犬のしつけ 困ったことは、ポポの噛み癖でした。と、ともに、そんな犬のしつけをまったく気にもしていなかったボクたちも、やっぱり困ったものなのでした。 もちろん、貰ってきた当初は、ポポもまだ子ども。噛まれたって痛くありません。それでも遊びなどに…

1、愛犬ポポの物語-甘やかし過ぎ 

ぼくが小学校の低学年ごろのことでした。4つ上のぼくの姉が友達から雑種の子犬を一匹もらってきたのです。

黒ネコニャン太の物語18 – お家に帰る

ミケ子をナンバーワンの女性猫だという怪獣のポーチ。なにがどうしてナンバーワンなのか、サッパリのニャン太。

黒ネコニャン太の物語17 - ナンバーワン女性

ミケ子に想いを寄せる怪獣のポーチ。怪獣のくせにと思いつつも、ポーチの話に耳を傾ける

黒ネコニャン太の物語16-恋する猫

ニャン太は、まじまじと、ポーチを見つめた。怪獣のくせに恋だなんて、世にも不思議なことがあるものだ、と思う。

黒ネコニャン太の物語15 - 友達同士

ポチといっても、あの嫌な犬族じゅあない。りっぱなネコである。本当はポーチという。変な名前だとニャン太は思う。もっともニャン太は、ポチとは呼ばないし、ましてや“ポーチ”なんて、長ったらしくて、面倒だと思っている。 「怪獣!」 と、ニャン太は呼ぶ。…

黒ネコニャン太の物語14 – やさしい笑顔

ニャン太が思うに、どうも人間の笑い顔はひと通りではないようだ。たけしなんぞは、いつもニッと笑う。笑う方が短い。おばあさんのは違う。いつまでもニコニコと笑って笑い方が長い。 たけしのニッは、要は自分がよければそれで満足なんである。相手がニャン…

黒ネコニャン太の物語13 - 縄張りを歩く猫

自分の縄張りを歩くニャン太。あちこち鼻を近づける。くっつける。クンクンやってニオイを確かめる。すりすりと下あごをこすりつけ、安心のニオイをかいで満足する。自分の縄張りはあくまで守る。ニャン太は、大真面目だ。